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2024年7月 1日 (月)

制服2

東京駅地下道の人混みの中・・・

そいつが気になって、暇つぶしに出かけてみた。

東京駅は2年ちょっと前までは、改札外にはちょくちょく歩いたのだが

電車で降りて通るのは、もう記憶にないくらい昔だ。

中央快速を降りて・・・・降りてどっちに行けばいいのだ?

人の多さまでが、ものめずらし気に見えてどころではない。

平日の真昼間、なぜ故こんなに人がいる?

そして、みんな行き先をわかっている顔をして、僕を追い越していく。

僕には行き先がない。ただ地下道を眺めに来ただけだ。

腰の低い男に先導された制服たちが歩いた地下道は、道自体が欲望の塊のように

通る人を誘惑してるようだ。通路ではない。もう街になっている。

そこを通て目的地に行くのではない。通路が目的になっている。

ようやく人混みを抜けて丸の内側に出る。中央出口を出て外の空気を吸い込む。

それほどうまい空気じゃないけれど、それでも地下の空気よりは、生きてる感じがする。

見渡すと、ビルが空まで伸びているってやつだ。でも新宿のように無秩序じゃない。

皇居が見える。風が吹き抜けていく。大きく伸びをして、帰るためにまた地下通路に

降りていく。

 

まぁ結局、東京駅もずいぶんと様変わりと言うか、新宿西口も然りだけど、40数年もたてば

面影なんてあるわけないんだよね。変わらないのは、東京への憧れ。人の多さへの憧れ。

東京のあの人混みに紛れていれば、そしてしたり顔ですいすいと歩ければ、何かできる気になる。

でも、そいつがたいていの場合、憧れの域を出ないってのは、すぐにわかるんだよね。

人混みの中で、後ろの人にぶつかったり出口を間違えたり、それでもそれに気が付かないふりをして

歩いている。制服の娘さんたち。今はもう孫が家に来るのが楽しみなんだね、

この人混みを見たら、なんて思うだろうと、僕は本日の目的地にたどり着く。

大げさな前置きですが、本当の目的はイチゴ大福を買いにきた。

地下通路の片隅の有名な和菓子屋さんだ。

以前は、仕事でよく木場の方に行っていて、通り道に本店があったので買っていたけれど

ここのところとんとご無沙汰。ちょうど先日、丸の内店が開店したという。

制服を口ずさんでいたら、なんかこの和菓子屋さんのニュースを思い出して行ってきた。

マジ美味いよ。

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