蒼い夏の闇
制服をもう一度、じっくり聞きたくて”伽草子”を聞く。
タン タラタラッタン タ タン タラッタラッタン
チャカチャーンとてもすてきだ~ きみぃいい
若い拓郎がシャウトする。尖ってんなぁと思う。あの頃は自分も尖ってたなぁ。
尖らせた鉛筆の芯が、いろいろな字をノートに自分の文字を残しては
丸く減っていくように、幾度か矛先が鈍ってもまた尖らせて、自分を残してきた。
さすがに最近は、尖らせるともう残りがなくなってきた。削るにはもうナイフが必要だ。
鉛筆削りでは長さが足りない
面倒なのでもうそのままにしておこう。暑いし。
熱中症アラートが出ている室内で今度は蒼い夏を聴く。
たくさんのパラソルが広がった、海水浴の光景を思い浮かべる。
夏みかんを剝きながら、子供たちを見ている彼女を想像する。
ここでふと疑問がわく。
夏みかん・・・・
以前も書いたことがあるけれど、うちの母親は柑橘系が大好き。
父親は、普通のミカンは食べるが、八朔とか夏みかんが大嫌い。
それで思い浮かべた。
真夏に母は、夏みかん食べてなかったな。
調べた。
夏みかんの収穫時期は3月から5月だと。
要するに、この思いっきり旧盆あたりを想像させる歌の頃に
夏みかんは、ない・・ってことだ。
それとも、この頃はあったのか?
岡本先生のご意見を伺いたいところだが、かなわない。
すべては闇だ。
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