こころ旅
欠かさずってわけではないけれど、NHKBSでやってる”こころ旅”を見ている。
火野正平さんも、70歳をとうに超えているというに、チャリオ君とともに
頑張っている。さすがに坂道はきついらしい。そこは、スタッフが気を遣って
工夫しているのが、ほほえましいし、チームこころ旅と言う雰囲気を醸し出している。
気心が知れているって感じか。例えるならば、80年代初頭の拓郎バンド。
見ている側も、プレイしている側も一体となってる感じ。会場全体がチーム拓郎と
そういった感のあったころ。
まぁ、確かにね、武部だ鳥山だって参加して、演奏自体の質は上がったかもしんないよ。
WANGAN LIVEを見ていると、すっげぇなと思うわけです。プロの集団。
絶対にハプニングが起きない。井口が思いっきりとちってくれましたぁなんて、絶対ない。
それはそれでいい。ただ、狂いもしない電気時計は、音もたてずに時を刻むと歌ってたが
ライブになっちゃうと、なんか今思うと物足りない。
シールドが抜けちゃった、青山の”あれ?”顔が好きなんだよな。
野球もサッカーも、今旬のラグビーも、監督やコーチの作戦通りに進めば、実力の差は
明白なのでやる意味がない。そこに人間としてのエラーやイレギュラー、そういった
ハプニングが起きるから面白い。
こころ旅もいろんなハプニングが起きる。そのたびに”チームこころ旅”は助け合い
笑いと微笑みにかえる。正平さんの無理がない程度に、これからも続いてほしいなと思う。
今朝こころ旅を見ていると、北海道を走っていた。
列車の中で、正平さんが手紙を読む。最近は明らかにプリンターで印刷したお手紙が多い。
しかし今朝のは手書きだった。地図も手書き。奇麗な文字だった。平仮名は平仮名らしく
漢字は漢字らしく、大きさにもメリハリがあり読みやすく、なんというか頭の良い人が
書いた文字って感じだった。こういう文字に憧れる。どうしたら、あんなふうに書けるんだろう。
自慢ではないが悪筆である。自分で書いて、なんて読む?といった具合である。
世の中にワープロが出始めて、すぐに飛びついたのは当たり前の事だった。
あれから随分、時は経ち、物を書くって時はパソコンの前が多い。手書きなんぞは、日々の
日報くらいだ。書かなくなれば悪筆は進む。漢字も忘れる。あぁそれは年のせいもあるけれどね。
真剣に思うのは、リタイアしたらペン習字講座でも通うかという事。
いつか、火野正平さんに手書きの手紙で、”残しておきたいこころの風景”の手紙を送るんだ。
掛川駅で降りてもらって、チャリオ君をとともに田んぼ道を通り過ぎて
つま恋の中を走り、あの芝生の上で手紙を読んでもらう。
間に合うだろうか?正平引退までに・・大谷じゃないよ。
コメント