蒼い夏
仏法も病魔には勝てず。
宗教も病気には無関係。
いえね、お盆ですから、13日には墓参りをしてご先祖様を
家に招くわけですよ。そして菩提寺にお布施を置いてくるんだけど。
お寺の入り口に張り紙あり。
「コロナ療養中、用件はインターホンで」とな。
坊さん一家コロナらしい。それでもお布施は、玄関開けて置いて行けと。
なんだかな。
このお盆時、檀家巡りしなくちゃならんのに、コロナで療養中って・・・
仏法も仏の力も、コロナに勝てず。
罹る時は罹る。生れ落ちて生き生きて、あの世に行く時が来たら行く。
だからさ、変な宗教とかに騙されんなよ。信じる者は自分だけでいい。
宮本武蔵の「神仏を尊び神仏に頼らず」ってあの生き方だよね。
ん?だれよ、今呟いてのは?
お前、そんなこと言って、榛名神社でお祓い受けてんだろ!とな?
まぁ、多少はさぁ、長い人生、ちょっと頼ってもいいんじゃないの?
ところで、我が家で世話をしていた地域猫のボロボロ君が、旅立ちました。
虹の橋を渡り切ったころでしょう。8月に入ってからご飯を食べなくなり
日に日に痩せていくのを見るのは、ちょっと辛かったけれど、出来るだけ
なんか口に入れようと、いろんなご飯を買ってきたものの、自分の寿命を
知っていたのか、一晩我が家の家の中で過ごした翌朝、玄関からふらふらと
出て行き、姿を見せなくなりました。
猫には、何通りかの最後がある。家の中で見守られながら逝く。
家の周りで逝く。そして人知れずわからないところで逝く。
ボロボロ君は、最後のパターンでした。
姿を見せなくなる前、見た目にも長くないなと思わせるボロボロ君。
僕は、声を出して「可愛いね可愛いね」と言いながら、ずっと痩せこけて
骨が浮き出てる背中と頭を、なで続けました。
こんな話をとあるブログで見ました。
虹の橋を渡ったペットは、そこで受付があって名前を聞かれるそうな。
それは天国への入り口で、名前の概念がないペットたちは困惑する。
受け付けは「何て呼ばれてたの?」と聞くと、ペットたちは
「かわいい」と呼ばれてたという。天国のペットたちは、「かわいい」で
溢れるそうな。
ボロボロ君は、純粋なペットではない。だから名前もない。
それではかわいそうだ。聞こえるように、かわいいかわいいと何度も言う。
天国の入り口で名前を聞かれたら、「かわいい」って言うんだよと念じながらね。
いまごろ、ちゃんと名前を言えたかかな。と思いながら、盆飾りをしてます。
同志の一人は、「蒼い夏」を歌いながら、猛暑をやり過ごすそうだ。
いや、ちゃんとエアコンを目いっぱいかけて寝て過ごす方がいいと思うよ。
コメント