二月一日
二月一日は、死んだおやじとおふくろの結婚記念日だったことを
ふと思い出し、帰りにケーキなど買ってきて仏壇に供えた。
おやじとおふくろの結婚式には、ウエディングケーキなど無かったろう。
あの世とやらで、二人でケーキカットでもしてくれ。
おやじは博打好き。遊び好き。兄貴や姉貴が生まれた当時は、おふくろも
苦労が絶えなかったらしい。それからいろいろ、いろいろ、いろいろ。
以前両親についてはちょっと書いたかもしれないので、いろいろは書かないけど。
僕が小さい頃の遠い記憶の中で覚えているのは、おやじが、なにか気に入らなったのか
おふくろを、ぶん投げてる光景。投げてる先は、畳んであった布団。
その辺は、おやじもわきまえていたのかもしれない。
そんなおやじが、倒れる一か月くらい前に、夜寝静まってから
おふくろに、土下座にするかのごとく、あらたまって苦労を掛けたことを
詫びたという。やめてくれと言っても、何度も頭を下げて詫びたという。
そして、一か月後おやじは旅立った。
その時は、気持ち悪いとか、不思議な気持ちになったおふくろだが
おやじが死んでから、虫の知らせと言うか、合点がいったという。
先日のラジオでは、拓郎さんも父親に対して憤りを口にしたらしいね。
女性セブンにも、記事が載ってたらしい。
拓郎さんに、あえて言いたいんだけどさ。
父親と母親は夫婦だからね。子供にわからぬこともあるさ。
子供が知らないところで、本音を語ってたんじゃないか。
今、僕がこうしてとりあえずは、雨にも打たれず、風にも吹かれないで
ゆっくり眠れるのは、そんな両親がいたからに他ならない。
父親もきっと、母親に負けないくらい子供の事を思ってたはずだよ。
憤り何てもう、捨ててしまっていいんじゃないか。
と、ひとり言です。
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