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2022年2月 1日 (火)

二月一日

二月一日は、死んだおやじとおふくろの結婚記念日だったことを

ふと思い出し、帰りにケーキなど買ってきて仏壇に供えた。

おやじとおふくろの結婚式には、ウエディングケーキなど無かったろう。

あの世とやらで、二人でケーキカットでもしてくれ。

おやじは博打好き。遊び好き。兄貴や姉貴が生まれた当時は、おふくろも

苦労が絶えなかったらしい。それからいろいろ、いろいろ、いろいろ。

以前両親についてはちょっと書いたかもしれないので、いろいろは書かないけど。

僕が小さい頃の遠い記憶の中で覚えているのは、おやじが、なにか気に入らなったのか

おふくろを、ぶん投げてる光景。投げてる先は、畳んであった布団。

その辺は、おやじもわきまえていたのかもしれない。

そんなおやじが、倒れる一か月くらい前に、夜寝静まってから

おふくろに、土下座にするかのごとく、あらたまって苦労を掛けたことを

詫びたという。やめてくれと言っても、何度も頭を下げて詫びたという。

そして、一か月後おやじは旅立った。

その時は、気持ち悪いとか、不思議な気持ちになったおふくろだが

おやじが死んでから、虫の知らせと言うか、合点がいったという。

 

先日のラジオでは、拓郎さんも父親に対して憤りを口にしたらしいね。

女性セブンにも、記事が載ってたらしい。

拓郎さんに、あえて言いたいんだけどさ。

父親と母親は夫婦だからね。子供にわからぬこともあるさ。

子供が知らないところで、本音を語ってたんじゃないか。

今、僕がこうしてとりあえずは、雨にも打たれず、風にも吹かれないで

ゆっくり眠れるのは、そんな両親がいたからに他ならない。

父親もきっと、母親に負けないくらい子供の事を思ってたはずだよ。

憤り何てもう、捨ててしまっていいんじゃないか。

 

と、ひとり言です。

 

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