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2020年4月29日 (水)

青春の詩

喫茶店に彼女と二人で入って珈琲を注文すること。

それが青春かぁ!

バイト先のIYというスーパーで知り合ったケイコちゃんと

二人で入った喫茶店は「トレド」だったな。

あれは、19になる春。僕はバイトでケイコちゃんは新卒社員さん。

青っぽい制服の店員さんではなくて、赤いスーツのサービスカウンターの女の子。

宮崎は油津というところから、出てきたばかりの普通の女の子だった。

仕事終わりのデート。僕も彼女もおそらく、んー彼女の方は確かではないけれど

多分ね、初めてのデートじゃなかったかな?

どんな話をしたんだろう?どんな声をしてたっけ?どんな服だった?

何を注文した?お金は確か僕が払った。

19歳だからね、そんな大した付き合いじゃないし、でも、一緒にいて楽しかったな。

それから、夏を迎え、ケイコちゃんが垢抜けていくのが、わかり始めた。

お化粧がうまくなっていった。僕は自分の道が見えてるんだか見えないんだか。

トレドで向かい合って座ってた時のケイコちゃんは、ほっぺたがうっすら赤かったけど

ファンデーションで白い顔になってた。僕はアルバイト。先の見えないアルバイト。

別れるとか別れないとか、嫌いだとか好きだとか、そんなところまで行かないうちに

なんとなく、ほんとになんとなく、話すことがなくなった。

そんな青春の始まりのページを思い出す。

 

「青春の詩」をあたらめて聞いてみたけれど、時代を感じる。

あの時代の音。拓郎の声もまだ定まってない。なんか手探りでやってる感じのアルバムだ。

しかし、フォークのプリンスと言われたにもかかわらず、このアルバムってフォークじゃないよな。

「兄ちゃんが赤くなった」にしても、聞き直してみるとフォークじゃないよ。

まぁ、ビートルズでもないんだけど。やっぱり、拓郎なんだよね。

最近も歌った「やせっぽちのブルース」なんてのは、そんなに感じてなかったけれど

今聞くとさ、懐かしさよりも「実感」がわいてくるっていうか、あぁわかるなって感じ。

ほんとに風を思い出すんだよ。愛想尽くまで付き合いたかった連中を思い出すわ。

イメージの詩とか今日まで・・とか確かにフォークっぽいけれど

違うよなと、思ってしまう。あぁ、やっぱり拓郎は最初から拓郎であって

他の何かではなかったんだなと。

このアルバムからの候補曲は「やせっぽちのブルース」に決定。

 

明日は「人間なんて」と「元気です」と「伽草子」を聞くことにするよ。

それでは。

 

 

 

 

 

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