いい夢を見るために
長年の労働に対しての、自分へのご褒美と理由を付けてベッドを買い替えた。
11年前に買ったシーリー君も、毎日の労働につかれてへたったらしい。
寝心地が悪い。寝心地が悪ければ、いい夢は見ない。いくつになっても
夢くらい素敵な場面で満たされたい。いや、年齢を重ねれば重ねるほど
いい夢を見たい。
例えば、武道館の最前列で、拓郎に花束を持って駆け寄ったら握手をしてくれたとか。
例えば、広島郵便貯金ホールをひけた後、リーガロイヤルの前で偶然拓郎に出くわし
そのまま何故か飲めないくせに、一緒にお好み焼きをつつきながら飲んでいるとか。
例えば、鶴瓶の家族に乾杯で、いきなり玄関開けて拓郎さんが入ってくるとか。
(あっ、これ昔使ったネタだった)
例えば、例えば、・・・・
まぁいい夢を見たいわけですよ。
そこで、久美子社長の去ったO家具に行きまして、いろいろゴロンとしましてね。
その前に、当然庶民中の庶民の僕は、あのお値段以上にも行きましたよ。
まぁいいんだけど、「お値段以上」と言うフレーズが、どうも気に入らない。
世の中に、「お値段以上」と言うものは存在しない。もしあるとしたら、それは心だ。
プライスレス。例えば(今日はこれが多いな)音楽。レコードの値段なんて、昔は
歌手に限らず大体、同じだった。だからつまらない歌、感動した歌によって価値は変わる。
”元気です”は、間違いなくお値段以上。「今はまだ人生を語らず」は、とびきりお値段以上。
心を豊かにしてくれる。お値段以上とはそういうもんだ。
お値段以上のベッドや家具なんてあるはずがない。いいものも悪いものもお値段相当だ、
ぼったくりでなければね。高ければいいし、安ければそんなでもない。当たり前のことだ。
安いから悪いという場合もあるけれど、安いけどふつうというのが、妥当だろう。
100円ショップの商品、やっぱ100円なりでしょ。
お値段以上では商売にならんよ。お値段以上はお値段並だ。やはりいいものは高かった。
まぁ、ご褒美の側面もあったのでちょっと自分におごってやって、今後10年はいい夢を
見続けるようなやつを買ったよ。せっかくのO家具なので、シーリーもシモンズもサータも
ついでに、フランスにもゴロンとしてみた。どれも良い。
しかしどれも、日本人好みの硬さにしてあるらしい。違いあがってない感じ。
別にプロモーションではないけれど、レガリアと言うキングスダウン社との共同開発の
やつをチョイス。まぁ大体そう言うのおおいよね。共同で開発しまして日本人好みに・・
レガリアってそれほど日本人好みじゃないかも。ふかふかなんだよ。
いろいろ説明は受けた。スプリングがどうの、詰め物がどうのと。結局はフィーリングだ。
若い頃なら、ハードなベッドでゴロンとひと眠り、朝が来たら跳ね起きて飛び出しもした。
しかし今は、いい夢を見たい。拓郎と握手する夢。飲みかわす夢。家に拓郎が来るんじゃなくて
拓郎さんの家に遊びに行く夢がいいな。とにかくいい夢でも見なきゃ、これからの人生やってられない。
そのためには、ふわふわがいい感じ。Long time no seeを寝ながら聴くのにぴったりな感じ。
痛い出費だが、イイ感じに眠れてる。だけどいい夢はまだ見ていない。
お彼岸のせいか?親父とおふくろと兄貴と勢ぞろいで、なんか言われてる夢を見た。
いやぁ、そういう夢じゃないんだよ、僕が見たいのは。
売り場のお姉さんに、「この次に買い換える時は介護ベッドかもね」と冗談めかして言ったら
真面目な顔で「はい」と受け取られてしまった。たぶん・・・・
だからだから O家具には、もう行かないよ。
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